カルテ越しの再会。

拾い物。作者さん、お借りしてます〜

今日は某医師会での休日診療。大学の救急外来と違って、忙しいとは言えども比較的のどかな一日。その日の当番にあたっている開業医の先生に処方チェックして貰いつつ診察するのだけど、インフルエンザ結果待ちの間にお茶など頂きつつ雑談する余裕もある。
そんな中、ある患児の以前のカルテを見ていたら、見慣れた○×大学病院の名前と、見覚えのある名前のハンコが。先輩の某先生だ。なつかしー。他の開業医の先生と違い、綺麗で読みやすいカルテ。人柄が窺えそうな優しい字が、几帳面に並んでいる。最近全然お会いしていないけれど、元気かなぁ。(今、小児科はめちゃくちゃ忙しい時期だから、大変そうだけれど)
先生のご活躍ぶりに、思いを馳せる。

この「カルテ越しに再会」というのは時々ある。1年目でいた病院では、他科への依頼状を書くと、返事の備考欄に「cammy先生、御元気ですか?」と帰ってきたこともある。仕事の件で私情をはさむなんて言語道断、と怒られそうだけど、診療内容と合わせて先生方の仕事ぶりが窺えたり、いいタイミングでConsult出来るとちょっと誇らしくなったりもする。

今日御世話になった開業医の先生も、私が大学の皮膚科に戻ることを知ると「時々送るから、よろしく頼むね!」と肩を叩いてくれた。しっかり勉強して「あの先生に送れば大丈夫」と言われるくらいになろう。カルテ越しに再会して、「ああ、あいつも頑張ってるな」と言われるようになりたい。