ナルニア国物語

やっと今日観ました。私にとっては、実生活でも色々あった小学校４、５年を共に過ごしたかけがいのない物語で、DVD化してからずっと見る機会をうかがっていて。明日の仕事の事を気にしてしまうような時には観たくなかったし、体力的にも余裕のあるときに見たいとずっと思っていて。本当は今日も、観てしまうのがもったいなくて悩んだのだけど、実家の巨大液晶テレビを家族が譲ってくれたので、一人でゆっくり見ることが出来ました。あの頃思い描いていたとおりのLamp postとタムナスさんとの出会いのシーンで本気で泣いていた私に内心びっくりしたかもしれませんが(苦笑)。

物語が大好きで、いつでも本を開けばすぐに文字が映像となって頭の中に浮かんできたあの頃。冗談ではなく本当にその物語の主人公と一緒に体験をすることが出来ていて（こう書くとちょっとアブナイ子のようになってしまうけれど）それが全然不思議だと思わないような時代でした。物心ついた頃から寝る前にずっと語り聞かせてくれた、母がその場で思いついた娘（私）が主役の大冒険物語を聞いて育ったせいかもしれないけれど、妄想癖に近いくらいにリアルな、本当に貴重な読書体験をしていたのだなと思います。いや、もしかしたらそれは本当の魔法だったのかもしれない。

今は、それほどまでに集中できない自分が少し哀しい。いつか自分の子供には、そういう素敵な経験をしてもらえたら、いいな。