食べることが大好きだ

子供の頃は偏食の上に小食で、超弩級お転婆であったにも関わらずお弁当は手のひらサイズ、それすらも残すほどだった。あれだけ活発だったのに、いったいどこからエネルギーを捻出していたのだろう。今考えても不思議だ。小学校の時は、大きくなれないからと鼻を無理やりつまんで食べさせられる食事が嫌いだった。中学生の頃、当時憧れていた体育の先生にバレンタインのお菓子を作るようになってから、やっと食べることに興味が出てきた気がする。でも、高校・大学とまたそれ以外のことが楽しすぎて、食べるのは良くても、作ることには全く興味がなくなった。
そして、今、また食べること、そして作ることが大好きになっている。
どうせなら、成長期の小さい頃に沢山食べて、今こそ小食になってほしかったのだけど、世の中上手くいかないなぁ。でも、夕飯の献立を考える帰り道、新しいレシピを試して美味しかった時。そして、他の人に食べさせて「美味しい」と言ってもらえたとき。そんな些細なことに、小さいけど確実に幸せを見出している。